神 棚


 昔から日本人は、生活に欠かすことのできない、大切な場所に神さまをおまつりしてきました。家の中でおまつりするために設けられたのが神棚です。棚におまつりすることは、神聖で尊いものを他から区別するという意味があります。

家の門口や台所などにお神札(おふだ)を飾り、竃(かまど)の荒神(こうじん)さまには荒神棚をしつらえ、井戸には水神(みずがみ)さまを、季節の節目に家に訪れる年神さまやお盆さま(祖先の霊)には臨時の棚を設けておまつりし、神さまの存在を家族と同じく感じてきました。そして日々のおまつりを通して、神さまの恵みに感謝するこころを養うとともに、優しさや思いやりの心を育んできました。

神棚を通して毎日、家庭でのおまつりを行うとともに、私たちは古くから人生の節目ごとに、さまざまな儀礼・行事を行ってきました。地域の神社を氏神さまと仰ぎ、入学・結婚・子供の誕生など、人生の節目ごとに家庭や地域を挙げてお祝いしてきました。そうした家庭でのおまつりや身近な人生のおまつりを通して、私たちは知らず知らずのうちに神さまの存在を感じてきたのではないでしょうか。

お札は一年一年新しいお札をお祭りします。

神棚の向きについては南、東、南東に向けるのがよいでしょう。

また、その家に適した神棚の位置を家相を用いて詳しく見ることもできますのでお気軽にご相談ください。

 

お神札(おふだ)お取替え時期については12月30日までに行いましょう。12月31日は一夜飾りといい、最後に神様の事を行うのは失礼にあたるので避けましょう。

また、お神札(おふだ)は天照皇大神(日本の総氏神様)と栗山天満宮(栗山町の氏神様)の両方をお祀りするのが正しいお祀りの仕方となります。